豊洲駅を出て、新豊洲駅に向かう中でだんだんと増えていく歌詞太郎さんのグッズを持っている人達。ライブだ!というワクワク感を抱えながら着いた会場で並んだ物販列は、笑い声や話し声が絶えず、ファンクラブのサインが当たると拍手が沸き起こるなど終始和やかな雰囲気だった。

会場内に入っても穏やかで楽しそうな雰囲気は変わらないものの、17:00が近づくにつれて、「あと何分?」なんて声が多くなり高まる緊張感の中、登場し、シンプルな照明のもとで「ようこそ!」というセリフも交えつつ『北極星』を歌い上げた彼は観客を見回して文字通り破顔した。その後観客とのコールアンドレスポンスを楽しみながらテンポよく『It's all right!』を続け、『つながって』では左右に揺れる虹色のライトと跳ねるバルーンでポップな世界観を表現、『惑星ループ』では''このままぱっとわすれられたら''の部分など緩急をつけたフレーズで歌い、ここまでの4曲がまるで伊東歌詞太郎という人物の自己紹介のような、挨拶であるかのような印象を感じた。

そんな4曲を聞かせられて拍手をする手が止まらない。観客からの鳴り止まない拍手を浴びて深くなんども頭を下げ、感極まりつつも言った「全てのライブを過去に。味わったことのない快感を味わって欲しい。」という言葉が彼のスタンスを表しているようで、印象深かったのを覚えている。

照明が消え、はたっぷさんのソロから始まったイントロに息を飲む音があちらこちらで聞こえた。いつもよりゆったりとしたテンポで始まった『さよならだけが人生だ』は殊更''別れ''という言葉を大切に歌っているように感じられ、跳ねさせて歌った1番は心から絞り出すような叫び、丁寧に歌った2番は誰かのために捧げる祈りのような印象を受けた。決して悲しいだけの歌なのではなく、確かに歌詞は悲しいけれどその奥に優しさを秘めているということがひしひしと伝わるような歌い方だった。

その後に続けられた3曲は家族愛であったり恋心であったりと全て愛に関する歌で、色々な愛の形を感じさせた。特に印象に残った部分を挙げさせて貰うならば、『365』の''愛してる''という歌詞は、彼が普段嘘はつかないと言っているからこそ重く、桜と羽を纏って映された彼の姿は、容姿という問題ではなく、彼の言葉が持つ力も相まってか、歌詞一つ一つや仕草がとても美しくそしてひどく格好よかった。

「歌うことを日常にしたいけど特別な日常になってしまう」「ライブじゃないとあなたは居ない」「あなたの笑顔だったり、泣き顔だったりが見える。日常になんてならないね」この彼の言葉はファン冥利に尽きるものであった。彼は度々''あなたと''、''あなたがいるから''などと言ってくれる。こういう、ファンを置いてけぼりにせず一緒に、という言葉が何より嬉しく、応援したいと思わせてくれる。
そして、彼は人格と歌は切り離せないと言った。プライベートで沢山の女を泣かせてるアーティストなんか嫌だろう?と。私は彼のこういう歯に衣着せぬ物言いが好きだ。それは彼の反面教師的な決意表明である気もするし、こういう強気な言い方をする時はいつでも、彼は本気で言っているのだろうが、聞いている側からするとちょっと笑えてしまうことを真顔で言うのだ。今回は24時間盗聴されたって盗撮されたって構わないと言った。決して馬鹿にしている訳ではなく、むしろどこまでも音楽に大して真っ直ぐな彼の姿があまりにも痛快で笑いを誘われる。
彼は自分のMCより歌を〜というが、ストレートに思いを伝えてくれる言葉も、盗聴されたって恥じないようなアーティストに、なんていうくすりと笑ってしまうような言葉だって彼の魅力だと私は思うのだ。
そうして、彼はこのMCを「目指しているステージがある。あなたと一緒に目指したい」と締め括った。彼がよく口にするこの目標はずっと変わず言い続けてきたものであり、だからこそ彼の切実な思いや固い意志が伝わり、いつの間にか彼だけの目標ではなくファン側の彼をそのステージに立たせてあげたいという思いにも繋がっているように感じる。

その後で歌った『アストロ』での「満月に恋をして太陽に焦がれ 夢を見てる僕は謳う」という歌詞はその前の彼のMCと重なり、より一層心を震わせた。

続いて場の雰囲気をガラッと変えたのは『からくりピエロ』。2012年に投稿もされているこの楽曲は投稿当時とはまた違った、生バンドだからこそ出来る表現で歌われた。1番を苦しげに、2番の頭でテンポも体も大きく揺らして表現した彼はまるでネジの巻きが足りていない人形のようにぎこちなく、ラストで「もうやめた ここで待つのは 僕が壊れてしまうだけだ」と叫んだ彼は本当に恋に苦しむ女の子のように見え、壊れかけた人形が人間になっていくかのような錯覚を感じた。彼のこうしたアレンジはライブならではで、しかも各公演違った表現をするため、1度きりのものだと思うと(それが醍醐味だとも思うが)少し勿体ない。

その後の「戦っていない人はいない そんな人生を描きたかった」というMCから続けた『真夏のダイヤモンド』と『革命トライアングル』ではライトが対象的な空の青と炎の赤で会場を染め上げた。握りこぶしを握ってコールを煽る彼に釣られるように観客も握りこぶしを握り、会場全体に闘志のようなものが漲っていたように感じる。

そんな2曲で一体感が高まった会場での『ムーンウォーカー』で、彼が手をのばした虚空の先に本当に星空があるような感覚にとらわれた。後のインタビューで彼自身も語っているが、世界が輝いていて、この時の高揚感を味わうためにまたライブに足を運んでしまうような中毒性を持つ景色だった。

ライブも終盤に差し掛かる中歌われたのは、もはやライブの定番となった『I can stop fall in love』。そして続いて『magic music』。ライブが終わる寂しさを感じさせないほどポップで、水色 ピンク色 黄色のライトに照らされた見ているこちらまで笑顔になるそんな笑顔と「ずっと縋り続けたmusic いつの日かそれはmagic どうやったって解けやしない そうだろう?」の時に見せた力強く真剣な姿はまさしく伊東歌詞太郎そのもので、2015年と2018年にそれぞれ発表されたこの曲達は彼の3年間の変化を感じさせつつも決して変わらない彼の信念やスタイル、想いを伝えていて、ライブ終盤に相応しい2曲だったように感じる。

最後を飾ったのは『帰ろうよ、マイホームタウン〜追想~』だ。一人一人の顔を見るように歌ったこの曲は、ライブなどで歌われる度に''うち''や''マイホームタウン''という歌詞が持つ優しさと、暖かみがましているように感じる。それを後押しするように後ろでアイコンタクトをしながら演奏するバンドの方が彼に預ける信頼と、その信頼を裏切らない彼の声と曲の最後の全員で歌うLa La Laがあってこの曲は完成するような感覚を覚えた。

そして彼は、今日という最高の日を礎にしてこれからも歌っていくという決意を表し、「来てくれてありがとう。伊東歌詞太郎でした。」とライブの本編を締め括った。

会場が余韻に包まれる中、間を開けずアンコールのコールが始まった。そのコールはアンコールへの期待や待ち遠しさを表すかのようにだんだんとテンポを上げていき、会場の期待が最高潮に高まった頃、彼は改めて登場し、今ツアーの完売やグッズに関して感謝を述べ、本公演中の演出について「今日はちょっと化粧をしているからちょっとだけかっこいい」「容姿より音楽を褒めて欲しい!」など冗談めかしつつ述べ、そして最後に自分も思ったことがあると前置きをして、「自分1人が声出さなかったり、拍手しなくたってって思うかもしれないけど、応援は絶対、確実に意味がある。」と強調し、「最高の拍手だ」と本公演の応援についても感謝を述べた。私は、こちらこそ素敵な景色を見せてくれてありがとうという気持ちだったし、拍手はしたくてやったのでむしろ拍手がしたくなるようなライブをしてくれてありがとうとも思っていたのだが、彼のファンを始め色々なものに対して感謝を忘れない姿勢にあらためて好感や尊敬の念を抱いていた。

そして『パラボラ〜ガリレオの夢〜』をファンに語りかけるように歌い上げたあと、たくさんの音楽を知れたツアーだったと今回のツアーをまとめ、僕だけの、僕だけの、と自分自身に言い聞かせるように繰り返し''僕だけの''、と口に出し『僕だけのロックスター』を歌った。この曲は彼の夢や悔しさ、決意が詰まった曲であるように感じ、それを本公演の、そして''君住む街へ''ツアーの最後で歌うということに、ファンに、そして自分自身に向けた、これからも夢に向かって進んでいくという意志と決意であるかのように思った。

「失敗も成功も礎にして最高目指していこう。来てくれたあなたと作り上げた今日という日を礎にします。」と今日の公演を忘れずしっかり自分自身の身にして、さらに先を目指すという宣言で公演を、ツアーを締めくくり、大きく頭を下げたあと、『パラボラ〜ガリレオの夢〜』のピアノアレンジver.をBGMに去っていった。

本公演は昔も今も大切にしながら未来を目指していくという温故知新的な彼の決意を感じることが出来たライブだったように感じる。進化した姿を見せつつも変わらない彼の芯はこれからもまっすぐで彼が夢を叶えるその時まで変わらないのだろう。演出の仕方や曲の表現の仕方など多くのものが変われど、根本的な彼の''誰かの人生が少しでもマイナスからプラスになれるような歌を''という思いや夢に真っ直ぐなその姿はきっとこれからも私を魅了していく。そうしていつか彼の夢が叶う時、そして彼が目指しているステージに立っているのを見た時、どんな景色が見えるのか、私は何を感じて何を思うのか。そんな日のことを待ち遠しく思いながら、改めて私はこれからも彼を応援していこうと心に決めた。

そんなことを思い余韻に浸りながらもこの後のイベントのことを考えて、緊張による多少の腹痛と冷や汗をかきつつ、集合場所に向かった。同じインタビュアーの方と、緊張する、なんて話をしつつ楽屋に向かう。こうして直接声を交わして改めて感じることだが、彼のファンの方やスタッフさんは気のいい人が多いなと感じる。笑顔が素敵なにこやかで優しい人が大半だ。ファンは主に似る、とよく言う。これも彼の影響だろうか?
さて、案内される途中通りがかった観客の退場が済んだ会場内では、スタッフさんが忙しく歩き回っており、たくさんの縁の下の力持ちな方々の協力があって私達がライブを楽しめているのだと思うと、頭が上がらない。いつもありがとうございます。

なんて物思いにふけっているうちに楽屋につき、彼と対面した。先程までステージ上に立っていた、遠かった彼が等身大の人間で目の前にいるということが信じられない気持ちでいっぱいで、夢を見ているような感覚に陥った。ライブ直後だからこそ感じる熱気というか、路上ライブ後の交流会とはまた違った熱を感じた。

時間も限られているということで早速インタビューが始まった。最初の方の質問は「歌詞太郎さんのプライベートがファンからすると、謎に包まれている部分が非常に多く感じるのですが、音楽以外での趣味などがあれば教えてください!」とのことで、確かに彼はTwitterなどであまりプライベートなことを晒さないし、私もこれは気になっていたことである。
簡潔に彼の答えをまとめると、睡眠と音楽以外のことが嫌いなのでプライベートも音楽をやっている。とのことであった。6-8時間の睡眠時間を最低確保し、それ以外の16時間ほどは全て音楽に費やしている、らしい。これには驚きもしたが、反面、彼なら確かにそうかもと謎に納得してしまう自分もいた。彼がプライベートなことをツイートしないのは音楽のことしかほとんどやっていないからなのか!と。先ほどの公演で歌うことを日常にしたいと彼は述べていたが、一日のうち半分以上を費やしてもいれば確かに歌うことが日常だろう。(むしろそれ以外のことをしている時の方が非日常?)妙に納得してしまった。

昨日は箱根の温泉に行っていたなんてエピソードも滲ませつつインタビューは続く。

続いての質問は「活動開始当初と比べて変わったこと、もしくは変わらないことがあれば教えてください。」だ。彼はこの質問に対していつも全力で歌を歌うことは変わっていないが、出せる全力の量が増えた、と語った。音楽において、行ける場所が増えた感じ、と。その事によってムーンウォーカーや、なんなら音響がいい場所ならライブ序盤の北極星から見える世界が輝き出して、実際の土の匂いや星が見えることがあると言う。何かと繋がっている気分だ、と。それは今回のツアー各公演、Twitterなど色々なところで話題に出した''芸術''とは、という問いにも繋がっているように感じた。歌やライブを通して芸術とは何かが見えそうになることがある、とかつて言った彼にとって、ライブというのは大事な場所であるのだろうと思った。静岡公演でいうなれば芸術とは爆発、そして再生であると言った彼がその後全国を回ってどう考えが変わったのか気になるところである。

続いての方はこう問いかけた。「歌詞さんを知らない人に聞かせたい、とくに歌詞さんの魅力が伝わる曲は何ですか?」 これは私自身も迷うところである。再生回数の多いピエロを進めるべきか、ボカロ系から攻めて恋愛裁判か、彼自身の作曲曲を聞いてもらうべきか、彼の信念や夢を知ってもらうためにやはりロックスターか...。こうして色々悩み、大抵の私はWeb上で誰でも手軽に確認することができ、かつ大衆受けしやすく、など考えて、そして何より投稿曲の中で私が好きだから知って欲しいと考え、『しわ』か『ピエロ』を進めることが多い。押し付けがましいかもしれないが、すぐに私は私の好きな物を人にオススメしたくなる性分なのである。
前置きが長くなってしまったが、彼はこの質問に対して、全ての曲を愛しているから全部の曲を聞いて欲しいが、特にファンからの手紙などで反応が多いのは最近の曲なら『パラボラ〜ガリレオの夢〜』『雨ニモマケズ』『magic music』『真夏のダイヤモンド』『革命トライアングル』だ、とのことであった。こうして挙げられると応援ソングが多い。彼の応援ソングは、一方的に励ますのではなく、弱さを認め、寄り添ってくれるようなものが多い。そして実感がこもっていることも多い。その歌詞が疲れた心に癒しを与え、慰めてくれ、共感できるからだろう。実際、言われてみると(もちろん挙げられていない曲達も大好きだが)挙げられた曲は納得のいく曲たちばかりであった。彼の放つ言葉は優しい。それが人の心に届いて、彼への手紙に書くくらい人の心を動かしている。なぜかそれが自分の事のように嬉しい。

続いての方は「歌詞さんの歌を聴くといつもすごく元気を貰えるのですが、歌う時になにか気にかけていることはありますか?」と投げかけた。彼はこれになにも気にかけないことを気にかけている、と答えた。感情を込めることが大切だと言うけれど、何か思い出を思い出してその感情を込めるというのは間違っていて、音楽と一体化するということが大事で、感情を込めるというのはこうじゃないといけないと思っている、と語った。純度の高い気持ちで、というのが重要だ、と。彼のこういった考えを聞いて、ライブを振り返ると、彼がその時その時で表現の仕方が変わるのはなにか思い描いている特定の思い出があるからではなく、感情と一体化しているから、時によって変わるのか、と思いあたった。だから彼は曲に引き摺られて、感極まる(涙腺は崩壊しない)ことが多く、それもあって観客の心にダイレクトに響くのか、と。
この時にようやくすごく遅いがインタビューをしているという実感がふと湧き、彼の直接の言葉を聞くのは納得することや、初めて知ること、たくさんあって今更ながらとてもいい機会だな、と思った。

そして最後に私の番。上野でのスペシャルライブ以来直接お会いするのは初めてだったため、やっと2018年1月5日の朝日新聞社さん主催の「夢をかたちに」という講演会での「自分の道は自分で決める」という言葉に励まされたことへの感謝を伝えることが出来た。あまり長々書くことでもないので割愛させてもらうが、進路に迷ったり、学校生活で何か悩みを抱える中高生はぜひともあの講演会のレポートを読んでみて欲しい。彼の過去を知り、そのうえで彼が思っていることを知ることは、きっと自分のためになる。実際私はその講演会での言葉に励まされてここまでやってきている。あの場では伝えることが出来なかったが、その講演会と同じように「家庭教室」にも私は元気や活力を貰っている。ネタバレを避けるため深く言及することはしないが、「真綿で首を締め付けてくる」という言葉がある第二章、全体を通していじめというテーマを持つ第六章。これらの章は私の上手く言葉に出来ないけどモヤモヤする、といった感情を言葉にしてくれた。感情を言葉にするということは、冷静に物事を受け止められるようになるので、飲み込みやすく、未知の感情に怯えることも無くなる。非常にセンシティブなことに対して言及しているこれらは思春期の人達には方向性は人それぞれであるとは思うが影響を与え、それ以外の方にも考えさせられる事柄だと思うのでお時間のある時にでも是非未読の人は読んで欲しいし、時間が経てば思うことも変わると思うので既読の人もぜひ今一度読み直していただきたい。

そして、これは自分の時になってようやく気づいたのだが、彼は一人一人と目を合わせて話を聞いてくれていた。相槌を打ち、リアクションをし、アーティストとファンというより、むしろアーティストとインタビュアーとしてこちら側と対等な一人の人間であろうとしてくれたように感じた。

それはさておき、私が質問した内容はというと、「みみとぽんのグッズが今回のグッズで数多く出ていますが、飼い主としてどう思っていますか?」だ。みなさんが真面目な質問をされている中、この時の私は少しテンションが高かったのと、自身が猫を飼っていてこんな機会でもなければ聞けない質問ということも相まって、この質問をすることに決めたのだが、今更ながら少し後悔している。とはいっても、実際、彼がみみとぽんの話題を話す時の顔は幸せそうで、声は優しげで幸せそうだったので、まあいいか、とも思っている。内心は複雑であったが。

さて、彼はこの質問に対して食い気味に素晴らしい、と答えた。そして、2016年のワンマンライブ〜冬空の向こう~などで販売したみみぽんの靴下は、あぐらを書いた時にいつも自分の膝の上に乗るように、はいた時に膝の上にみみとぽんがのっているようなグッズにしたかったのだが、靴下なので裏返しになってしまうということにあとになって気づいたと笑いながら告白。その結果今回のブランケットが出ることになったとか。今回のブランケットは膝の上にかけるとちょうど彼らが膝の上に乗るような構図になる。確かにこれは幸せだ。そして、今回二種類が発売された巾着に関しても、それぞれのデザインは本当に家にいる時のみみとぽんのワンシーンであるらしい。この子達が家にいて、添い寝をしてくれるなら(体調の面もあるだろうが)6-8時間の睡眠時間が必須というのも頷ける。そして、みみとぽんのグッズを制作している意図に関しては、みみとぽんは引っ掻いたり人を傷つけたりしないとても優しい子だと述べ、この子達に出逢えたことに感謝しつつ、彼らがいてくれて日々が幸せなので、それをおすそわけしたい、と語った。前でも述べたが、それを語る彼の顔は優しげで本当に幸せそうだった。時たま彼らのことを話してはいい子で、優しくて、と語るが身動きが取れなくなるのに膝で寝ることを許したり(しかも2匹)、自分の寝返りを制限して彼らに腕枕を許している彼だって十分優しいし、彼らに相当甘いと思うのは私だけだろうか?

そうして楽しく充実したインタビューの時間が名残惜しくも終わった。彼にインタビューして改めて、彼の持つ信念に触れることが出来たように感じる。ファンとアーティストという関係ではなく、ファンであるがインタビュアーとアーティストという関係だからこそ感じることの出来たものもあると思う。ファンとアーティストはどうしたって一対多であり、今回は一対一でお話出来る機会だった。そういった点で話し方や伝え方も違っただろうし、いつもと違う立場でお話させて頂いたからこそ、知ることが出来たものもあるので、滅多にできない貴重な経験をさせてくださった伊東歌詞太郎さんの厚意や連絡など担当してくださったスタッフさんに改めて感謝しつつ、私のレポートをここで終わりにしようと思う。

最後に、拙い文章ではございましたがここまで読んで下さり本当にありがとうございました。